世界遺産・熊野古道を手軽に楽しめる「大門坂」から「那智の滝」への参道コースの紹介です。
熊野古道「大門坂」は見事な杉の大木が立ち並ぶ美しい石畳みの石段の参道になります。大門坂駐車場(無料)から数分で大門坂の入り口に行くことでき、そこから美しい杉並木の大門坂を40分ほど散策すれば、那智の滝に行くことができる熊野古道が初めてな方にとって最適なウォーキングコースになります。
熊野古道・大門坂
那智山の麓から熊野那智大社への旧参道になり、大門坂入り口には幹回り8.5メートル 樹高55メートル 樹齢800年の「夫婦杉」、樹齢300年の神秘的な杉の木が立ち並び、途中には、十一文関所跡の史跡・熊野九十九王子最終の多富気王子跡があり、この場所に大門があったことで「大門坂」とも呼ばれています。
悠久の時を超え今も旅人を優しく迎える
大門坂駐車場から少し歩くと熊野古道の入り口があり、目印に大きな大門坂の標石があります。
大門坂茶屋で平安衣装体験
大門坂茶屋では、平安衣装体験を行っています。
- モデルコース(1時間2000円)
夫婦杉周辺での写真撮影 - 体験コース(2時間3000円)
那智山散策
大門坂茶屋を抜けると樹齢800年の壮大な夫婦杉が出迎えてくれます、ここから樹齢300年の大きな杉並木に囲また美しい石段になります。
段差が低い石段なので軽快に大門坂を散策できます。
平安時代以降、熊野へと向かうため、都をはじめ日本各地から参詣道が生まれました。
中世に最も頻繁に利用され、熊野御子神を祀った「王子」が点在する「中辺路」、海岸沿いを進み太平洋を望むことができる「大辺路」、高野山から熊野を最短で結ぶ「小辺路」や伊勢神宮と熊野を結ぶ「伊勢路」など、これら熊野へと続く参詣の道が熊野古道です。
険しい山道を超えて巡礼の旅を続けることで魂が救われると信じられていました。
祈りの道は、遥か千年の時を超え、今も熊野へと繋がっています。
熊野大社・那智の滝
熊野古道「大門坂」を抜けると県道46号線沿いに那知観光センターがあります、そこからすぐに那智大社に続く参道があり、お土産屋が立ち並ぶ500段程の石段を上ることで那智大社へ行くことができます。
那智の滝へは観光センターから数分で行くことができ、観光センターからも滝を遠目で見ることができます。
大門坂駐車場(無料)から熊野古道「大門坂」・那智大社・那智の滝をめぐるコースは階段が多い為、体力的に厳しい方は那智の滝から路線バスが運行していますので、帰りに活用するとよいでしょう。那智の滝から大門坂駐車場まで250円で5分で行くことができます。
アクセス
車 | 那智勝浦ICから10分 |
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バス | 勝浦駅から熊野交通バス、那智山方面行き、大門駐車場下車 |
駐車場 | 大門駐車場(無料) 100台 |
マップ