三重県熊野市紀和町の丸山千枚田の幻想的な朝霧風景の紹介です。
丸山千枚田の山の北斜面には朝霧がたまる風伝峠があり、北の斜面から南の斜面に駆けおりる風伝おろしの風景を丸山千枚田から眺めることができます。
朝霧が峰を超えて棚田を包み込む風景は圧巻です、カメラでこの美しい風景を撮るには、棚田が朝霧に包み込まれる前の早朝からのスタンバイが必要です。
丸山千枚田の近くにEV充電スタンドが整備された道の駅・板谷久兵衛の里やトロッコ体験やレールマウンテンバイクを楽しめる熊野の秘湯・湯ノ口温泉があるので、ここを拠点にして棚田と朝霧の幻想的な風景を見に行くとよいでしょう。
静寂な朝霧風景
早朝6:00頃の薄暗い時間帯の静寂な朝霧風景です。
幻想的な風景と山里のおいしい空気を思い存分満喫できます!
早朝には北斜面の風伝峠に留まる朝霧が徐々に棚田に忍び寄ってきます。
風伝おろしの風景
北斜面の風伝峠からの風伝おろし!
棚田がスッポリ朝霧に包まれます、棚田からの景色は真っ白な世界に変わります。
棚田に広がる雲海
雲の上にいるような景色が眺められます。
丸山千枚田
丸山千枚田は、日本の棚田百選にも選ばれた斜面に1300枚程のの規模を誇る日本最大級の棚田です。
四季折々の景色が堪能できる丸山千枚田、田植えシーズンは水田に水が張られ煌めく水田風景、夜空の星が棚田の水面に映し出される神秘的な風景、棚田に稲穂がそよぐ黄金色の風景、6月には「虫送り」の行事があります。
虫送りとは、害虫駆除と豊作を願う伝統行事です。熊野古道が世界遺産に登録されて復活した行事で、千枚田が明りに灯され幻想的な風景がひろがる夏の風物詩になっています。
丸山千枚田案内図
国道311号線から熊野川紀和780号線へ入り、千枚田オートキャンプ方面へ進みます、千枚田に入る手前の(有)寿建設の横に千枚田の駐車場があり観光客の多いシーズンに活用できます。
寿建設を通過すると棚田に入りシンボルの大石がドーンと目の前に現れます。この大石付近が観光スポットになり、駐車場(4台駐車可能)やトイレ(24時間使用可能)が完備されています。
大石付近をさらに上に進むと、棚田が一望できる千枚田見晴台があります。ここにも駐車場があり7台駐車可能です。
千枚田見晴らし台から紀和アクティブセンターを過ぎると、熊野矢ノ川線40号にでます、県道311号線方面に進むと40号線沿いに千枚田見晴らし台があります。ここは駐車場ではなく路肩が広くなっているスペースになり、丸山千枚田を全体を見下ろせるオススメ撮影スポットになります。
早朝からの薄暗い時間帯に棚田の中を車を走らせるのは、初めて丸山千枚田を訪れる方は少し怖いかもしれませんが、棚田の中はしっかり道が整備されていて、駐車場やトイレもあるので安心して早朝の朝霧撮影に挑めます。
風伝おろしの朝霧が徐々に薄らいで棚田全体が薄っすら浮かび上がる風景を熊野矢ノ川40号線の見晴らし台より眺めます。
アクセス
マップ | 三重県熊野市紀和町丸山千枚田 |
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駐車場 | 棚田内(11台)
(有)寿建設横の棚田駐車場(15台) |
車 | 熊野大迫ICより 国道311号線経由40分 |