旅・温泉

奈良の薬師寺・薬師如来の仏さまに身と心の健康を願い写経体験

薬師寺は、世界遺産の「古都奈良の文化財」の1つに登録され、奈良時代中期の白鳳時代に創建されました。
歴史ある薬師寺で「お写経道場」体験の紹介です。

国宝の薬師三尊像は、病気平癒の仏さまで
私たちの身と心の病気を救ってくださる仏さまです。

キュウピー
キュウピー
健康祈願をして写経体験にLet`s go

薬師寺拝観の受付時に
写経体験を申し込むと、
般若心経1巻2,000円(拝観料込み)で
写経体験道場にて写経体験をすることができます。

事前の申し込みは不要で
筆などの道具が準備されているので、
気軽に写経体験することができます。

南受付には、写経体験の料金表がないので
「写経体験お願いします」と
受付の方に伝えると対応していただけます。

 

写経体験

お写経道場に入り、お写経の心得を読んで写経場へ

  1. 輪袈裟を首にかけます。
  2. 丁子を口に含んで体の内部を清浄にします。
  3. 香象をまたいで体の外部を清浄にします。

 

受付時に渡される輪袈裟を藤の絵柄が後ろになるように首にかけ、香象と呼ばれる香炉をまたいで身を清めて、写経場に着席します。

携帯の電源はマナーモードかOFFにします、心静かに集中する場所なのでおしゃべりも厳禁です。

薬師寺の写経は、お手本が用意されていてお手本を用紙の下に敷いてなぞるように書き写します。

硯に水を注ぎ墨をとぎ、観念文を読み

心を落ち着かせ写経開始!

墨を使い筆で文字を書くことを普段やらないので、筆と墨使いに慣れるまで始めはぎこちなく書いていましたが、集中して書くことで徐々に筆が進むようになりました。

墨とぎから始め、雑念をなくし没頭した写経の時間は約1時間半ぐらいです。

願いを込めて1文字ずつ丁寧に書き写した写経は、薬師寺の堂塔内陣で永代に供養されます。

 

般若心経のこころ

・かたよらない こころ
・こだわらない こころ
・とらわれない こころ
・ひろく ひろく もっと ひろく
・これが般若心経 空のこころなり

 

薬師寺

当時は東大寺や法隆寺などと並ぶ南都七大寺の1つとして、その大伽藍は”龍宮づくり”と呼ばれて、人々の目を奪う美しさでしたが、享禄元年(1528)の兵火で東塔を除く諸堂が焼失しました。

昭和42年、薬師寺白鳳伽藍の復興が発願され、お写経勧進によって、金堂・西塔・中門・回廊・大講堂が復興され、白鳳伽藍が蘇りました。

クローバー
クローバー
中門からの東塔と西塔の眺めは美しいですね

 

薬師寺境内マップ

 

金堂

金堂は二重二閣、五間四面、瓦葺の建物で各層に裳階をつけた美しい堂で、龍宮造りと呼ばれています。
堂内の荘厳は美をつくし、燈火がなくても金色に輝いたと伝えられています。

金堂に安置されている薬師三尊像の薬師如来は私たちの身と心の病気を救ってくださる仏さまで、またの名を医王如来とも言います。
脇侍の日光菩薩・月光菩薩は、薬師如来を支えるナースとも言われ、動きのある美しい姿で、理想的な写実美を完成した仏さまといわれ世界でも最高の仏像と仰がれています。

 

西塔

各層に裳階をつけているため六重に見えますが、三重の塔です。
相輪の頂上に取り付けられた水煙は4枚からなり、その中には24体の飛天が透かし彫りされています。
長年の風雪に耐えた東塔と並び立つさまは、大変印象的な光景です。

 

大講堂

大講堂は、正面41m、奥行き20m、高さ17mあり、伽藍最大の建造物です。
大勢の学僧が参集して経典を講讃する学問の場所です。

 

薬師寺への参拝は、まずご鎮守様である休ヶ丘八幡宮に詣で、身お清めてからというお作法が伝えられています。

2月~3月ごろは堂内の梅の花が見ごろになります。

お写経の歓心

お経は、一文字書写するごとに仏を一体刻むのと同じ功徳があるといわれています。
自らのてに筆をとり、お経を書写する浄業によって慈悲のこころが育まれ、心の喜びとなります。

 

お写経道場のご案内

薬師寺は、道具を完備したお写経道場がございます。

午前8時30分~午後5時 年中無休 事前申し込みは不要です。

宗教・宗派を問わずどなたでもお写経していただけます。

お写経の種類
  • 般若心経 1巻 2,000円
  • 薬師経  1巻 4,000円
  • 唯識三十頌 1巻 5,000円

 

 

薬師寺 奈良県奈良市西ノ京457
拝観時間 8:30~17:00
拝観料 大人  800円
中高生 500円
小学生 200円玄奘三蔵院伽藍公開時
大人  1,100円
中学生 700円
小学生 300円
駐車料金 500円
TEL 0742-33-6001